ダンボール家具の作り方:カット編

2018/04/09

段ボール家具の作り方!を先日紹介しましたが、

今日は、ごく基本的なことで、ダンボールシートの切り方を解説したと思います。



切り方?

なんて思うでしょうが、ダンボール家具を作る時に使う

強化ダンボールは、一般段ボールと違ってとても堅いので

画用紙を切るようには、切れません。


コツがあるんです。



まず、木のように丈夫な強化ダンボールシートですが

カッターで切ります。

DIYで使うような大きなカッターでなくていいんです。

紙工作や一般に売っているカッターでOKです!


100円ショップなどでは、ダンボールナイフなるものが売っていますが

それは、刃がのこぎりの様にギザギザになっていて

のこぎりの様に、押して引いて切るので

断面がきれいになりません。

紙の繊維が毛羽だってしまします。


そんな質感を求めている場合や、寸法に精度が必要ない時はそれでOKです。


さてさて、カッターでの切り方です。

強化ダンボールシートの厚みは、10ミリと15ミリのものがあり

分厚いので、シートを垂直に切るには、コツが入ります。


それは、力を入れない事。

定規に沿わせて

軽~く、引き切りしてください。


シートの上にしっかりと定規をあてて

定規の背の方を使って

シートに対してカッターの刃を垂直にあてて

軽く引いて行くのです。

ココで無理矢理力を入れて

「一気に切ろう!」という意識を持たないですでください。


あくまでも軽くダンボールシートの表面に書くぐらいの感じです。

シートの表面は一般ダンボールと違って堅いので

一度に切ろうとせずに、

何回も、軽~く引き切りする感じです。


この時も定規の背に沿わせて、垂直に刃を引いてください。


ダンボールの構造は、表面のライナーというまっすぐなシートと
内側のなみなみ部分のフルート部分を裏面のライナーにサンドされて作られています。
(強化ダンボールの場合は、フルート部分が2層と3層のモノがあります。)


強化ダンボールは、サンドしている表と裏のライナー部分が特に堅いので

その部分が切れてしまうと、とても楽に切れます。

楽に切れるぶんだけ、刃が垂直に入る様に気をつけてください。


そして、何回も刃を通して引き切りして行くと

最後の裏ライナーに刃があたります。


これも1度に切ろうとせずに

何回も刃を通す事でカットしてください。


途中で切れ味が悪くなったら

カッターの先を折って、新しい刃にして

常によく切れる状態で使ってください。

ちょっとでも刃が欠けたら、すぐに折るぐらいがいいです。



これで、断面もきれいに

木のように丈夫な強化ダンボールシートも切れるでしょう。



カッターにも正しい使い方があって、

あまり刃を鋭角に立てずに、引いて切るのが鉄則です。

これをのこぎりのように

押して、引いて、使ってはきれいに切れませんのでご注意を!!




さあ!あなたも強化ダンボール

面白いもの作ってみませんか!!